必見!アルパカニットの正しい洗濯やお手入れ方法

2019/11/27

アルパカ毛(アルパカ繊維)

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当ブログは2003年の10月からアルパカニット製品の販売を手掛け、年間に延べ200以上のアルパカ製品を販売する、インペリアル・エンタープライズ株式会社によるものです。魅力的なアルパカニットのアレコレを発信しております。ショッピングサイトはこちらから

アルパカニットの正しい洗濯やお手入れ方法

アルパカニットを洗濯しようとしているイメージ写真

セーターやカーディガン、マフラーなどのアルパカニット製品は、10年、15年と長く着用されるお客様もいらっしゃるほど耐久性に優れています。

しかし、アルパカに限らずニット製品は「縮み」「抜け毛」の恐れがありますので、正しいお手入れ方法を実践することが大切です。

といっても面倒なことはほとんどありません。

アルパカニット製品の洗濯手順は以下の通りです。

アルパカニットの正しい洗濯方法
  1. 商品のタグにある洗濯表示を確認する(洗濯不可ならクリーニングへ)
  2. 冷水か30℃以下のぬるま湯におしゃれ着用洗剤を溶かす
  3. やさしく押し洗いをする(短時間ですませる)
  4. 柔軟剤を溶かした冷水か30℃以下のぬるま湯ですすぎをする
  5. 洗濯ネットに入れて洗濯機で短時間(30秒以内)脱水をする
  6. 形を整えて平干しをする

注意点とお手入れ方法を詳しくご説明しますので、愛用のアルパカ製品をより長く着られるようにしてください。

アルパカ素材について詳しく知りたい方は、「アルパカ毛の特徴について ~素材特性やメリット・デメリットがまるわかり~」の記事をご覧ください。

アルパカニットの洗濯方法

まず申し上げたいのは、アルパカのセーターやカーディガン、マフラーは着るたびに洗濯をする製品ではありません

普段は着た後にホコリを落とし、平干しネットなどを利用した平置き(ハンガーは不可)での陰干しをおすすめします。

万が一、シミがついた場合には、当て布などをして水でシミを抜き(その際、絶対にこすらないこと!)をしてからクリーニング店に出すことをおすすめします。

アルパカのニット製品は汚れにくいという特徴があります。

水や油、臭いを吸着しにくい繊維の性質があるからです。

ですので、洗濯は必要最低限にとどめることが重要です。

洗濯する際は事前に確認しましょう

アルパカのニット製品が、手洗いが可能かどうかを確認しましょう。

洗濯方法について特段の表示がなければご家庭での洗濯はできないと思って構いませんので、信頼できるクリーニング店にご相談ください。

お手元にあるニット製品の洗濯方法を確認する場合は、製品のタグに記載されている洗濯表示から正しい洗濯方法を調べることができます。

洗濯表示タグの写真
製品タグの例。赤枠で囲ったマークがあれば、「手洗い」できることを意味しています。

洗濯表示を知りたい方は、「新しい洗濯表示|消費者庁」をご覧ください。

正しい洗濯方法

洗濯を始める前に、以下のものを準備します。

  • 「エマール」や「アクロン」に代表される中性のおしゃれ着用洗剤
  • 柔軟剤
  • 洗面器やバケツなどニットを入れて洗う器
  • 洗濯ネット
  • 平干しネット

アルパカのニット製品を手洗いする時は、必ず水の温度に注意をしてください。

お湯での洗濯は厳禁です。

30℃以上のお湯を使ってしまうと「縮み」が発生してしまうからです。

冷水、または、30℃以下のぬるま湯ならOKですが、なるべく冷たい水を使った方が無難です。

おしゃれ着用洗剤を溶かした水に、優しく押し洗いしてください。

ゴシゴシ、ジャブジャブと洗うことも「縮み」の原因になります。

また、もみ洗いをすることで色落ちする場合がありますのでご注意ください。

洗う時間は短ければ短いほど良く、つけおき洗いは厳禁です。

すすぎの際に柔軟剤を使用すると風合い良く仕上がります。

洗濯後と干し方

洗濯後は、洗濯ネットに入れて洗濯機でごく短時間(30秒以内)の脱水をします。

洗濯機で短時間脱水ができない場合はバスタオル等を使って水気を吸い取ってください。

そして、干す際には形を整えて平干ししてください。

シーズン終わりの保管方法や再び使う時の注意点

衣装ケースにニットを収納しているイメージ

シーズン終了後、特に気にならなければ汚れやホコリを落とし、平干しネットなどを利用した平置き(ハンガーは不可)での陰干しをしてください。

汚れやニオイが気になるようならご自身で手洗いするよりも、信頼できるクリーニング店に出すことをおすすめしています。

クリーニングから戻ってきたら、ビニールに入れっぱなしにせずに取り出してください。
そして、必ず防虫剤を入れて保管してください。

また、湿気が多いと虫がわきやすいので、除湿剤も一緒に入れることをおすすめします。

虫食い対策について詳しく知りたい方は、「カシミヤ・アルパカ・ウールなど獣毛素材は虫食い対策が必須です」の記事をご覧ください。

防虫剤は1種類を適正数量使う

数種類の防虫剤を使ったり、必要以上に防虫剤を使ったりすると下記の悪影響があります。

  • ボタンなどのプラスチックを溶かしてしまう可能性
  • 衣類のシミや変色の原因になる可能性
  • たくさん使うと防虫剤のニオイ移りが発生
  • 濃度が高くなると、眼、鼻、のどなどの粘膜を刺激することがある

防虫剤は、必ず記載された使用上の注意を守りましょう。
多く使っても防虫効果が増すわけではありません。

衣替えで出した服について

衣替えで出した服は、基本的に洗濯はしません。
黄ばみや虫食いがないかを確認したうえで、天気のいい日に平干しネットなどを利用した平置き(ハンガーは不可)で陰干しをすると気持ちよく着ることができます。

購入前に注意点は、“品質のいい”アルパカニット製品を選ぶこと

アルパカ毛やニット製品は、品質によって「抜け毛」具合が大きく変わります。

セーターやカーディガン、マフラーなどのニット製品は撚(よ)りや編みという工程を経て製品となります。

その際に、撚りや編みのクオリティが低いと抜け毛が多くなってしまいます。

原毛のランクも様々で、同じアルパカから毛を刈っても、当然のように刈る部位によって高品質なものから低品質なものに分かれますので、その辺りをキッチリと選定してくれるお店選びが重要です。

原毛のランクについて詳しく知りたい方は、「アルパカ繊維の品質(ランク)について」の記事をご覧ください。

まとめ

10年以上着用したアルパカニット。クリーニングにも数回しか出していません。

10年以上着用したアルパカニット繊維をアップで撮影。毛玉が発生していません。

いかがでしたか。

アルパカニット製品の正しい洗濯やお手入れ方法についてご理解いただけたでしょうか。
アルパカはウールやカシミヤに比べて耐久性が高く、丁寧に手入れを行えば上記画像のように、10年、15年と長く着用することも可能です。

ぜひ、大切に扱ってください。

アルパカニットの専門店「アルパカタウン」について

アルパカニット専門店「アルパカタウン」では、ペルー政府が公的に認めるアルパカ素材を中心に100種類以上のアルパカニット商品をご紹介しています。

「冷え症でお困りの方」「寒がりさん」「薄くて着ぶくれしない、暖かなニットを探している方」などから特にご好評をいただいています。
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この記事を書いた会社
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略称 I・E・I(アイ・イー・アイ)

設立年月日:昭和57年(1982年)9月1日
資本金:100,000千円
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    東京都荒川区東日暮里5-7-18 コスモパークビル6階
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